【NCロードスター(MT)】リアデフキャリアアッシー交換 (クスコ LSD Type-RS)
皆さんこんにちは!!!(お久しぶりです)
今回はNCロードスター(MT)のリアデフキャリアアッシーを交換して行きたいと思います.
本記事が皆さんの参考になれば幸いです.
ではやっていきましょう!
※本記事は素人による交換になります.
本記事を参考に交換される方は慎重に作業をして下さい.
部品交換は自己責任ですので,事故の無いように!ご安全に!
- 今回の搭載商品
- 事前準備(ジャッキアップ,オイル抜き)
- エキゾーストセンターパイプASSY外し
- PPF(パワープラントフレーム)外し
- 足回り外し
- P/SとD/S外し
- P/SとD/S外し
- 取り付けポイント
- おわりに
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今回の搭載商品
今回はCUSCO LSD Type-RSを選択しました.
(LSDの動作原理はまた今度説明します)
www.cusco.co.jp
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事前準備(ジャッキアップ,オイル抜き)
① 車を馬に乗せ,リア側のタイヤを外します.
自分はリア側を高めにしました.
② リアデフのオイルを抜く
③ MTオイルを抜く
今回の作業はプロペラシャフトを外さずに出来るので,
自信がある方はMTオイルは抜かなくても大丈夫です.
万が一のオイル漏れが心配なら抜いておきましょう.
④ 下回りのカバー類を全部外す
全部で4つぐらい?あったと思います.全部外しましょう. -
エキゾーストセンターパイプASSY外し
①② ハンガーラバーの固定具を外す
ハンガーラバーは固く,工具がないと作業が大変です.
マイナスドライバー等を使って外す方法もあるかと思いますが,
ラバーを傷つける可能性もありますので,今回は固定具自体を
外すことにしました.
③ センターパイプをジャッキ等で支える
一人で作業する際はセンターパイプをジャッキ等で固定するし,
急なパイプ落下を防ぎましょう.
④ メインサイレンサー側の固定ナットを外す
⑤ フロント側の固定ナットを外す
⑥⑦ エキゾーストセンターパイプASSYを外す
ジャッキをゆっくり下げながら降ろしましょう. -
PPF(パワープラントフレーム)外し
① PPF外し時の注意点
PPFを外すとリアデフとT/Mが傾き,
オイル漏れ等の問題が発生する可能性あり② リアデフ,T/M,PPFをジャッキで支えましょう
③④ PPFのボルト8個を取る
21mmのボックスレンチで取れます.
固着しているので気をつけて下さい.
⑤ PPFをジャッキで支えながらゆっくり降ろす -
足回り外し
ラテラルリンク,サイドラテラルリンク(デフ側),
トレーリングリンク(デフ側),スタビライザーリンク,
キャリパ-,輪速センサ,サスを外して行きます.
注)上記部品以外にも細々した箇所を取らないいけないかもなので,
臨機応変にお願いします.
- サス
ボルトを取って,プライバーを使ってテコの原理で外す. - ラテラルリンク
ボルトを取って,プライバーを使ってテコの原理で外す.
ボルトの頭とナットを面一にして,ハンマーで叩くという手段もあります.
ネジ山が痛む場合があるのでハンマーで叩く際は慎重に! - サイドラテラルリンク,トレーリングリンク
ネジを外すだけです. - スタビライザーリンク
ボルトを取るだけ - キャリパー
ボルト2本で固定されているだけです.
キャリパーを取ったあとは針金等でブレーキホースに力がかからないように
吊っておきましょう.
ブレーキホースが切れると大変ですので。。。 - 輪速センサー
輪速センサーはボルト一本で固定されているだけです.
取り外し後はケーブルを切らないようテープ固定や針金で吊っておきましょう.
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P/SとD/S外し
①② P/S(プロペラシャフト)外し
P/Sのボルトを取ります.これだけでDiffから取れます.
このときP/Sのジョイント角的に床には着かないので,
台などを置いて支えましょう.
またP/Sを無理に引っ張るとT/Mから外れてしまい,
オイルが漏れの原因になるため優しく扱いましょう.
③④ D/S(ドライブシャフト)外し
※本当は専用工具のスライドハンマーなどで抜く方がいいですが,
そんなもの持っていない場合は下記の方法を参考にして下さい.
DiffとD/Sの隙間にプライバーに挿し,テコの原理を使って外します.
ただしD/Sを傷つけないよう優しく扱いましょう.
D/Sが抜けない場合はちょっと回しながら抜けるポイントを探しましょう.
この抜き方の場合オイルシールを傷つける可能性が多いため,
オイルシールは交換しましょう.
<オイルシール交換>
写真がなく申し訳ないですが,Diffについているオイルシールは
ペンチ等で引張り抜きましょう.
新品のオイルシールをはめて,中古オイルシールを上から当て,
その上から板をあてがいハンマーで優しく叩きましょう.
丁度いいサイズのパイプなどがあるならそれでも可.
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P/SとD/S外し
① デフASSYを固定しているボルトを取り,ジャッキを使いゆっくり降ろす
アクセスしにくいところにあるので慎重に作業しましょう.
ジャッキを使って慎重に降ろす
② デフマウンティングブラケットを取り
プライバーなどを対角にボルトに引っ掛けて回り止めし,
ボルトを緩めて取ります.
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取り付けポイント
逆の手順でデフASSYを取り付けて下さい.
この時には疲労で写真撮影する力がなかったので,ざっくり解説です.
ポイントだけ押さえて行きましょう.
<D/S取り付け>
ドライブシャフトをデフに挿す際は,
オイルシールを傷つけ無いよう注意しましょう.
挿した後はD/Sを真っ直ぐの状態でディスクプレート部分を
勢いよく押して取り付けます.
D/Sのスプライン部には抜け止めのクリップがあるのでただ押すだけ
ではなかなか入りません.
<ブッシュ部分の締付け>
デフやP/SやD/Sや足回りやPPF等一通り取り付けた後です.
馬に乗せた状態でブッシュ部分を本締めすると,馬から降ろしたときに
ブッシュ類にねじれ等が生じ負荷となります.
ですので,ブッシュ部分は馬から降ろした状態で本締め
(降ろした状態を基準にする)をするのがいいということになります.
ただ降ろしてしまうと作業スペースが無くなってしまいます.
そこで今回取った方法は下記です.
① ブッシュ部分は仮止めの状態で,タイヤを付け一度馬から車を降ろし,
リアタイヤ中心とフェンダまでの距離をものさしで測ります.
② もう一度馬に乗せタイヤを外し,ハブ部分をジャッキで持ち上げます.
フェンダとハブ中心の距離が①で測った長さまで持ち上げましょう.
③ この状態でブッシュ部分を本締めしましょう.
イメージは擬似的に馬から降ろした状態を再現する感じです.
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おわりに
今回はデフASSYを交換しました.
後半は力尽きて写真が少なめになりすいませんでした.
初心者の方にはかなりハードルが高いです.
ですのでもしやる際は3日程度かかる覚悟でやって下さい.
慣れれば一日作業だそうです.
またこういった作業時は締め付け忘れ等でオイル漏れ等起こりやすいです.
ペンで印をつけるなどトラブル回避をして行きましょう.
安全第一で!
この記事が皆さんの参考になっていれば幸いです.
次の記事も楽しみにお待ち下さい!
ではまた^^